建物:事務所 / エリア:静岡
| 鉄骨建方
若手社員に計測作業を任せることで
人手不足を克服
建築部 工事課
髙嶌 航斗 様(所長)、吉田 光貴 様
人手不足解消への可能性に興味を持った
– 「楽直」を導入するきっかけや、背景について教えてください
髙嶌 様(所長): 当現場は私と若手社員の2名体制で、人手が不足していた中、ちょうど他の現場から「楽直」の紹介があり、経験が浅い若手社員でも一人で計測できる事を知ったのが、きっかけです。『3人分の作業が一人でできる点』に興味を持ち、今回試してみようと考えました。
若手社員との2名体制でも役割分担することで業務効率化
-「楽直」を使用して、実感された効果について教えてください
髙嶌 様(所長): 計測は若手社員が担当する事が多いと思います。従来の「トランシット」の場合、若手社員には、付きっ切りで計測方法を教える必要があり、もっと時間が掛かっていたと思います。
それに比べ、「楽直」は簡単に計測できるため、操作に慣れた後は、若手社員でも安心して任せる事ができました。その分、他の業務に集中できたため、『現場全体の効率化』につながったと思います。
抜き取りで「下げ振り」の結果と比較しましたが、数値は合っており、正しく計測できていることが確認できました。
吉田 様: 若手社員の私が担当し、また初めて「楽直」を使用する事に、実際、職人からは心配の声が出ていましたが、「下げ振り」も併用しながら、「楽直」の画面を一緒に確認する事で、安心して作業を進める事ができました。
「楽直」の操作に慣れるまで時間はかかりましたが、「楽直」を使用する事で『柱8本をまとめて確認できた』ので、結果的に作業時間の短縮につながったと思います。
また、所長と役割分担する事で、職人からの急な計測の依頼にも、すぐに一人で対応できました。
「楽直」に慣れるために、2~3日が必要
-「楽直」を運用する上で、課題や工夫した事があれば教えてください
吉田 様: 「楽直」の操作として、特に『基準軸の設定』『基準の計測』『計測の角度調整』に慣れるまで、2~3日はかかりました。
『基準軸の設定』では、Y軸を逆に設定してしまい、倒れの数値が反対に表示されて、初めておかしいと気が付きました。『基準の計測』では、別の柱を基準としてしまい、計測時に別の柱を向いたので、そこで間違いに気づきました。『計測の角度調整』は、「楽直」に角度操作の機能はありますが、ミラーカバーの付け外しで調整する方が、直感的で間違いが無かったですが、やはり手間ですね。間違いに気づかせてくれる機能や、角度操作の画面はもう少し分かり易いと良いです。
ブーメランミラーを取付けるタイミングは、当現場の様な「1節の建物」では、柱が立った後の計測時が、一番手戻りが無く、間違いも少ないと思います。職人の協力も不可欠ですね。
柱8本の計測に「4画面」を有効活用
-「楽直」のどの機能が、一番おススメですか
吉田 様: 「楽直」に合わせて、一度に柱8本を計測したため、『4画面』での計測が使い易かったです。最初に大外4本、次に内側4本を、画面を切り替えて計測しましたが、とてもスムーズに調整する事ができました。
「楽直」をきっかけに、現場の働き方を変えていく
– 最後に、今後の目標や展望について教えてください
髙嶌 様(所長): 残業が規制される中で、社員一人一人が「楽直」の様な新しい計測技術を習得して、現場の働き方が変わっていければ良いと思います。次の現場でも是非活用したいです。